最近はちょびっとおやすみ取れるようになりました。その時間を使って、自分にできるコトを…


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一ヶ月を振り返る...

4年振りに外科の病棟勤務に戻って約3週間。もともと、癌の化学療法(手術に付随した補助療法)に興味があって今いる科に入局しました。4年も経ってみると浦島太郎状態で、手術手技は昔からの手技にわずかにプラスαがあるだけなのですが、とてもよく効く抗癌剤(もちろん、癌を根絶することはできないけれども)が出ていたり、治療のプロトコールが変わっていたり、医療の世界もまだまだ進化の途中なんだなぁと実感しています。あと、癌性疼痛(癌による痛み)に対する考え方も段々と改良されていて、副作用の少ない痛み止めが沢山使用できるようになってきました。まだまだ、医学が完全に病気を無くすことはできないけど、少しでも患者さんの力になれる方法ができたことは素晴らしいことです。

でも、やはり、根本にある一番大切だと思うのは患者さんとのコミニュケーション。一緒に癌と闘っていく気持ち。医者だけでも、患者さん本人だけでもなく、一緒にそして、周りの家族も一緒に闘う気持ちが、治療にいい影響を出していけると思います。医学はまだまだすべての病気をなくせないし、医者は万能じゃない。でも、少しは患者さんが生きていく協力ができる。そう思って、毎日、患者さんの状態が変わっていくのを目の当たりにしています。驚異的に回復していくヒト、ゆっくりじっくり状態が良くなっていくヒト、どんどん状態が悪くなっていってしまうヒト。

でも、どんな状態のヒトでもお話しているとフッと笑顔がでてくる。この笑顔のおかげで毎日乗り切っている気がします。この笑顔がみたいから、毎日頑張れる、そんな気がします。私も患者さんから元気をもらってる。

きれい事を書いていると思われそうですが、事実そうです。だから、人間相手の仕事は重大な責任があるけど、楽しくて、辛くて、やりがいがある。

まだまだ、臨床医としては力不足ですが、頼れる先輩方のように、患者さんから頼りにされる医者になりたいと思います。
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by cookie_mel | 2004-08-22 23:10 | cookieのぼやき